日本のワイン輸入量の3分の1の量がフランスワインだといわれていますが、世界のワイン輸出量の中で、フランスはどのような位置に居るのでしょうか?
経済面から見た、フランスワインの輸出量について探ってみましょう。

フランスのワイン輸出状況

2018年2月14日 パリ ロイター通信のニュースによると「2017年の仏ワイン・スピリッツ輸出、過去最高更新 米中向け好調」という見出しと記事になっています。以下引用です。

  • ワイン・スピリッツ輸出業者連盟(FEVS)が2月14日に発表したところによると、2017年のフランスのワインとスピリッツ(蒸留酒)の輸出は過去最高を更新し、ユーロ高にも関わらず、米国と中国向けの輸出が好調だった。
  • 輸出額は前年から8.4%増加し、129億1000万ユーロ(159億4000万ドル)で、ワインの輸出量は6%増加し、5年ぶりの増加となった。
  • 米国向け輸出は9.5%増加し、初めて30億ユーロを突破した。コニャックの輸出が特に堅調で、輸出額全体の40%に達した。
  • 中国向け輸出は24.5%増の12億ユーロで、コニャックとボルドー地方のワインの需要が堅調だった。

世界のブドウの栽培面積

1位:スペイン、2位:フランス、3位:イタリア

ブドウの生産量

1位:イタリア、2位:フランス、3位:スペイン

イタリアとフランスは、栽培面積の差の開きがそれほどありませんが、イタリアのブドウの生産量がフランスを上回っているということで、イタリアの方が1面積あたり密集してブドウを植えているのではないかと読み取る専門家もいます。
スペインは、ブドウの栽培面積が1位で、生産量が3位となっており、サングリアのような飲み物でブドウを消化していることが考えられるようです。

ひとりあたりのワイン消費量

1位:フランス、2位:イタリア、3位:スペイン
マンジャーレ!カンターレ!アモーレ!の人生訓のイタリアでさえ2位だということで、フランス人がどれほどワイン好きかということがここでも明らかに読み取ることができますね。

そして、世界のワイン輸出量ランキング TOP10

1位:イタリア、2位:フランス、3位:スペイン、4位:オーストラリア、5位:ニュージーランド、6位:チリ、7位:アメリカ、8位:アルゼンチン、9位:ドイツ、10位:南アフリカ
1位から10位までと、11位以下の量が一桁変わってきます。
そのため、世界のワイン消費を量でリードするのは以上の10か国ということが言えます。

これらのことから読み取れることは、フランスはワインを生産し、自国で消費もし、なおかつ輸出の量も多いというワイン全体の量が世界で最も多い国ではないかということです。
また、これまでフランスは自国の食文化やその他の文化を守って、独自性の追求が強かったフランスでしたが、世界的なヘルシー志向が後押しをしたことや、情報のボーダレス化が進んだため、習慣・文化が正反対のアメリカやアジア圏中国への輸出が目立つというのも面白い結果です。

日本と中国がこのランキングの上位にはランクインしていないため、まだまだワイン市場拡大のチャンスは大きいということでしょうか。
大手ワインサイトのイオンリカー、エノテカ、カルディ、やまやのワインサイトが注目を集めており、今後もさらに期待が寄せられそうです。